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家を出てから帰るまで。
毎日家を出るときに心の中で自分に言い聞かせてる言葉です。
家を出るときに『行ってきます』
家に帰ると『ただいま』
それが当たり前の日常。
当たり前が当たり前じゃなくなった日。
それは2018年9月24日。
当時僕は家から会社まで23Kmの距離を小型バイク(125cc)で通勤していました。
その日は19時に仕事を終えて、会社でお風呂に入り(体が汚れる仕事なので会社に大浴場があります)いつものようにバイクで家に帰ってました。
今日も一日疲れたな〜
今日の晩ご飯は何かな〜
今日子供たちは幼稚園で何したんかな〜
帰ったら何して遊ぼかな〜
早く家帰りたいな〜
って思っていながら運転していたら、、、
危ない!!!
片道2車線の道路の左側を走行していると右の車線を走っていた車が急に僕の目の前に入ってきました。
慌てて急ブレーキをかける。
キューーーー。(ブレーキ音)
止まってくれー。
、、、願いは届かず、タイヤがロックし、バランスを崩しそのまま転倒。
咄嗟にバイクから離れてたが、アスファルトの上を滑っていく。
止まれ止まれー。
アイスリンクのようにアスファルトの上を滑っていく。手の平で必死に押さえてようやく止まった。(20m程滑っていた)
バイクの中の物も散乱しており、事故の衝撃を物語っていた。
とりあえず嫁に連絡しようと思い立ち上がると左足に激痛が、、。
痛みを堪えながら嫁に電話をかけた。
僕「ごめん、事故ってしもうた」
嫁「......え?事故?大丈夫?どこ?」
急な連絡にしかも事故。明らかにテンパっていた。
僕「ちょっと足ついたら痛いからとりあえず救急車呼んでもらってるからまた病院わかったら連絡するわ。」
嫁「わかった。迎えに行くわ」
動揺してる中で運転。嫁のことが心配で仕方がなかった。
その後、救急車で近くの病院に搬送されて消毒や頭を強打しているのでCT検査をした。
検査結果は脳に異常なし。
両手の手の平、左肘、左膝、左足の挫創。
左足捻挫。むちうち。
擦った所は何箇所もあったけど、なんと骨折もなかった。
医者からも「これだけでよく済んだね。この衝撃だともっと重傷なっててもおかしくない」と言われた。
治療が終わるとちょうど嫁が迎えに来てくれた。少し青ざめた顔をしていたが、僕の顔を見ると少しホッとした表情に変わった。
長男からの一言
実家が家の近くなので子供たちは実家に預けていてその時はいなかったが、家に帰ってから当時4歳の長男に言われた言葉が心に刺さった。
「パパ生きててよかった。めっちゃ心配したんやから。
おらんくなったら悲しいで。」
言葉が出なかった。
色んな感情が込み上がってくるのを押さえ、優しく息子を抱きしめた。
事故で得たもの
この時の事故を通じて家族っていいな。と改めて感じた。
嫁がいて、子供たちがいる。それがどれだけ幸せなことか。
当たり前は当たり前じゃない。
当たり前は幸せなんだと実感した。
もう同じことを繰り返さないように、
家を出てから帰るまで
最後に
バイクで負った外傷は治りましたが、
左腕、左手、左頬に痺れが残っています。
同じ思いをしないように、車、バイク、自転車などの運転をする方は気を付けてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。